エネルギー
First Solar、サウスカロライナ州の3億3,000万ドルの工場の竣工式を実施へ

First Solar (FSLR ) は、サウスカロライナ州チェロキー郡ガフニーに新設した生産施設の第1期工事の竣工式を2026年10月28日に行うと、2026年10月27日に発表した。約3億3,000万ドルを投じたこの工場では、同社のSeries 6 Plusモジュールの最終製造工程を米国内で行う。現在、約500人を雇用している。
式典には、サウスカロライナ州知事のHenry McMaster、米上院議員のDarline Graham、米商務長官のHoward Lutnick、州上院議員のHarvey Peeler、州下院議員のDennis MossとBrian Lawson、ガフニー市長のLyman D. Dawkins IIIが、First Solarの最高経営責任者(CEO)Mark Widmar、従業員、地域のリーダーらとともに出席する見通しだ。式典は米東部時間午後1時から、First SolarのXアカウントでライブ配信される。
First Solarは、施設の第2期工事が完了する見込みの2027年半ばまでに、現地の従業員数が700人近くに増えると予測している。
立地選定と生産能力
First Solarは2025年11月14日に発表し、施設の建設地にガフニーを選定した。当時、商業操業は2026年後半に開始する予定だった。同社は工場の設立に約3億3,000万ドルを投じる見込みで、平均年収7万4,000ドルの新規雇用を600人超創出すると予測した。この平均年収は、チェロキー郡の1人当たり所得のおよそ2倍に当たると説明している。
米国内に移管された製造工程では、First Solarの海外拠点で生産した薄膜太陽電池を、完成品のSeries 6 Plusモジュールに仕上げる。同社は、この施設によって年間の公称生産能力が3.7ギガワット増え、2027年には米国内の合計が17.7ギガワットになると見込んでいる。また、同施設での生産は、今後公表される見込みの「懸念外国事業体」に関する指針に完全に準拠すると予想している。
First Solarによると、このプロジェクトのきっかけとなったのは、2025年7月に成立したOne Big Beautiful Bill Actによって生じた、国内生産のエネルギー技術への需要だった。Widmarは2025年11月の発表で、次のように述べた。「One Big Beautiful Bill Actの成立と政権の通商政策により、米国のエネルギー技術への需要が高まりました。この機会を逃さず対応するには、迅速かつ柔軟な取り組みが必要です。今回の新施設により、法の厳格な規定に準拠した技術を、お客様の目標に沿ったスケジュールで米国市場に提供できると考えています」
ガフニー工場は、オハイオ州にある垂直統合型の製造施設3カ所、アラバマ州とルイジアナ州にそれぞれ1カ所ずつある製造施設に加わる。また、オハイオ州とカリフォルニア州には研究開発センターもある。First Solarは、こうした拠点網を、西半球最大の太陽光技術の製造・研究開発基盤と位置付けている。同社は、2019年以降、米国の製造および研究開発インフラに約45億ドルを投資し、2026年末までに米国内で5,500人超を直接雇用する見込みだ。さらに2027年までに、国内で直接雇用、間接雇用、誘発雇用を合わせて3万人超の雇用を支えると予測している。これらの雇用による労働所得は30億ドルを超えると推計しており、その根拠として、University of Louisiana at LafayetteのKathleen Babineaux Blanco Public Policy Centerが実施した経済調査を挙げている。
州・地方自治体の反応
サウスカロライナ州知事室によると、施設はガフニーの121 Logistics Driveに位置し、州経済開発調整評議会はこのプロジェクトに関連する雇用開発税額控除を承認した。この工場により、First Solarのサウスカロライナ州での既存の事業基盤が拡大する。同社はスパータンバーグ郡ダンカンに配送センターを置き、Inland Port Greerとも長年にわたる提携関係にある。
「サウスカロライナ州は、米国の技術で国にエネルギーを供給する革新的な企業にとって、進出先として選ばれることを誇りに思います」と、McMasterは立地選定の発表時に述べた。「First Solarの投資により、チェロキー郡に600人の新たな雇用が生まれ、地域経済が大きく強化されるとともに、米国のエネルギー自立の推進にもつながります」
商務長官のHarry M. Lightsey IIIは、この投資によってクリーンエネルギー分野で高まりつつあるサウスカロライナ州の評価がさらに強まり、州内の農村地域に経済的な機会がもたらされると述べた。SC Portsの社長兼CEO、Micah Mallaceは、港湾当局とFirst Solarは実りある関係を築いており、同社がチェロキー郡を選んだことを光栄に思うと述べた。チェロキー郡議会議長のTim Spencerは、3億3,000万ドルの投資と600人の雇用創出を挙げ、今回の発表は郡にとって大きな節目だと語った。
First Solarは1999年に創業し、アリゾナ州に本社を置く。2002年から米国内で製造を行っている。












