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伝統的な銀行は、市場低迷とDeFiの人気にもかかわらず、利益を稼ぎ続けている

2022年5月に発表した本分析に至るまで、デジタル資産は大きく発展していました。市場は弱気局面にありましたが、広い視野では有望な動きも見られました。特にビットコインには、次のような進展がありました。
- 機関投資家やサービス提供企業を引き付けたこと。
- 価値の保存やヘッジの手段として可能性を示し、複数の組織の保有資産に組み入れられたこと。
- Lightning Networkの成長と普及により、決済手段として使われる兆候を示したこと。
- 当時、エルサルバドルや中央アフリカ共和国などの国が採用したこと。
ビットコイン以外にも、新たな分野が登場していました。代表例は次のとおりです。
- 分散型金融(DeFi)
- デジタル証券
- 非代替性トークン(NFT)
こうした進展と過去の価格高騰は、今後への期待を高めていました。一方、市場の下落は、社会が依然として従来の金融サービスに依存していることを思い出させました。
公開の前週にはカナダの大手銀行が決算を発表しました。その数字は、デジタル資産の発展と、銀行の機能を実際に置き換えることの間に残る距離を示していました。
カナダの銀行、予想を上回る決算
2022年5月は、カナダを含む世界の多くの地域でインフレ率が高い時期でした。それでも大手銀行は、本分析が予想以上と評価する決算を発表していました。
2022会計年度の第2四半期報告では多額の利益が示され、下記の銀行の多くが増配を発表しました。ただし、予想を上回ることと前年より利益が増えることは別です。
| Royal Bank of Canada (RBC) | Toronto-Dominion Bank (TD) | Canadian Imperial Bank of Commerce (CIBC) | Bank of Nova Scotia (Scotiabank) | Bank of Montreal (BMO) | |
| 純利益(カナダドル) | 43億 | 38億 | 15億 | 27億 | 47.56億(報告ベース) |
| 純利益の前年同期比 | +6% | +3% | -8% | +12% | 調整後は+4%、報告ベースは約+265% |
| 四半期配当の引き上げ | +7% | 引き上げなし | +3% | +3% | +4.5% |
成長率は利益の変化であり、株式の投資リターンではありません。BMOの4%は、21.87億カナダドルの調整後純利益に対応します。報告ベースの47.56億カナダドルには、Bank of the West買収に関連する大きな影響が含まれます。数字を比べる際にはこの違いが重要です。全体として、決算はインフレや住宅・燃料市場の圧力の下でも銀行が利益を生む力を示していました。
デジタル資産は競争できるか?
本分析では、次の事業が銀行の利益を支える主な分野として挙げられていました。
- 個人・企業向け融資
- ウェルスマネジメント
- 保険
- 手数料収入
これらは、デジタル資産による革新の余地がある分野でもあります。
融資はすでに中央管理型のプラットフォームと分散型プロトコルの両方で提供されていました。分散型自律組織(DAO)は、資産運用や保険の代替モデルを支える可能性があります。またLightning Networkは、一部のビットコイン決済の手数料を下げる可能性があります。
一部のサービスを置き換える、あるいは既存サービスと並んで広く使われる可能性が、業界への前向きな見方を支えていました。
まとめ
当時取り上げられた推計では、2022年初めのデジタル資産利用者は世界で約3億人とされ、まだ世界人口の一部でした。これは、融資、利息を生む商品、価値の移転などに使われるDeFiについて、今後の発展の必要性と未開拓の可能性の両方を示していました。
本分析が2022年に示したのは、DeFiへの攻撃やUSTのような崩壊、弱気相場があっても発展は続くという見通しです。Lightning Networkの普及と規制の明確化は、一部の銀行サービスへの依存を減らす可能性があります。大手銀行を完全に置き換えるという考えは、長期的な期待であり、確定した結果ではありません。












