債券
HSBC、永久証券を対象に10億ドルの現金買付けを計画

HSBC Holdingsは2026年11月5日の発表で、米ドル建ての永久劣後偶発転換証券(利率6.000%)について、額面総額最大10億ドルの現金買付けを開始する見込みだと述べた。この買付けは、銀行のTier 1資本基盤を先手を打って管理することを目的としている。
対象となるシリーズの発行残高は30億ドルであり、買付け上限はその元本の3分の1に当たる。これは、提示された上限額を発行残高で割って算出したものだ。同証券は2027年5月22日に、またその後は5年ごとに期限前償還が可能となる。発表が示しているのは買付け開始の見込みであり、すでに開始したと確認したものではない。開始は11月5日のニューヨーク市時間午前10時までに予定されている。
買付けに応じた証券には、元本1,000ドルにつき1,005ドルが支払われるほか、直近の利払日から決済日まで(決済日を除く)に発生した未払い利息が支払われる。この追加の支払いには、証券の条件に基づき取り消された、または取り消されたものとみなされた利息は含まれない。買付けに応じた証券については、決済日に利息の発生が停止する。
新規発行の完了が買付けの条件
HSBCは、手元資金で買付けの資金を賄うとともに、「購入提案書」の日付に、新たな永久劣後偶発転換証券を1シリーズ発行する計画を開始する見込みだ。新証券は買付けの対象外であり、その発行が完了する保証はない。
それでも買付けの完了には、買付け期限までに、HSBCが合理的に満足できる条件で新証券の発行が無事に完了することが条件となる。HSBCは、新証券の価格決定後を含め、買付け上限額を引き上げたり引き下げたりできるが、その義務は負わない。したがって、手元資金で資金を賄う計画によって発行条件がなくなるわけではない。買戻しの完了は、別個の資本証券取引に引き続き左右される。
期限と割当条件
買付けは、延長または期限前の終了がない限り、2026年11月19日のニューヨーク市時間午後5時に終了する予定だ。保有者は期限まで有効に買付けへの応募を撤回できるが、撤回期限が延長されない限り、それ以降は撤回できない。決済は2026年11月24日の見込みで、買付け上限額に達していないこと、ならびに期限までに買付け条件が満たされるか、免除されることが前提となる。
有効に応募され、撤回されていない証券の額が上限を超えた場合、買付け数量は按分されることがある。上限に達したかどうか、また按分がどのような影響を及ぼすかをHSBCが確定できるのは、期限後となる。最低応募条件は設けられていない。
最低応募額は元本20万ドルで、それを超える額は1,000ドル単位とする。一部応募の場合、保有者の残存保有分にも同じ最低額を残さなければならない。按分の結果、保有者に返却される証券が最低額を下回る場合、HSBCは按分せずその保有者の有効な応募分をすべて買い付けるか、応募分をすべて買い付けないことができる。
買付けに応じた証券はすべて消却・償却され、HSBCの発行残高に含まれる債務ではなくなる。買付けが終了した場合、応募された証券は速やかに返却される。未確定の主な点は、新証券の発行が受け入れ可能な条件で完了するかどうか、そして期限後にHSBCが既存シリーズのうちどれだけを消却のために買い付けるかだ。












