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SECが現物ビットコインETFを再び不承認、各国では暗号資産規制の整備が進む

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2023年1月25日、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員はAmerican Economic Liberties Projectとのインタビューで、ゲイリー・ゲンスラーSEC委員長のデジタル資産政策を評価した。

ウォーレン氏は、ゲンスラー氏が2021年4月に就任して以来、SECは良い仕事をしてきたと主張した。一部の業界関係者が既存の証券法の適用を避けるためにロビー活動をしているとも批判した。同議員は現物ビットコインETFに対するSECの姿勢を 評価し 、暗号資産市場の監督と投資家保護に必要な資源をSECに提供するよう議会に求めた。

SEC、ARKと21Sharesの現物ビットコインETF上場案を再び不承認

キャシー・ウッド氏率いるARK Investと投資商品発行会社21Sharesは、2021年6月に現物ビットコインETFの計画を公表した。SECは2022年4月に最初の上場案を不承認とした。Cboe BZXが、詐欺・相場操縦の防止や投資家保護に関する法的要件への適合を示していないと判断したためだ。

再申請の論拠も認められず

Cboe BZXは2022年5月、新たな申請書をSECに提出した。取引所はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)との包括的な監視情報共有協定が上場承認の根拠になると主張した。通貨や商品の現物市場に未規制の市場が多いことだけを理由に、ETFを不承認にすべきではないとも論じた。

SECはこの主張を認めなかった。2023年1月26日の不承認決定では、CMEのビットコイン先物市場が現物ビットコインに関連する十分な規模の規制市場であることを、BZXが示していないと判断した。そのため、監視情報共有協定が提案されたETFの相場操縦を検知・抑止するのに十分だとも立証されていないとした。

当時、SECは複数のビットコイン先物ETFを認めていたが、現物ETFは承認していなかった。今回の決定では、基準を満たす監視協定に代わる十分な不正防止策をBZXが示していないとも述べた。

CFTC、国際的に連携した暗号資産監督基準を求める

Bloombergが公開したインタビューで、CFTCのキャロライン・ファム委員は、各国で暗号資産の国際的な規制基準について技術的な協議が進んでいると述べた。自身も関連する会合に少なくとも75回参加したとし、米国に明確な政策を求めた。暗号資産の金融商品にも、ほかの金融商品と同じ原則を適用すべきだという立場だった。

ファム氏は、一貫した国際的な枠組みの構築に監督当局が積極的に関与すべきだと主張した。欧州では暗号資産市場規則(MiCA)を通じてEU共通の制度作りが進んでいた。

フランス、規制強化への移行措置を議論

2023年1月、フランスはEU共通の暗号資産規制MiCAの導入に備えていた。欧州議会の最終採決は延期され、当時は4月17日からの週に行われる見込みだった。

国内法案の審議では、ダニエル・ラバロンヌ議員が修正案を提出し、1月17日に委員会段階で採択された。エルヴェ・モーレイ上院議員が提案した2023年10月ではなく、2024年1月を基準とする内容だった。当時のフランスでは、一部サービスについて義務付けられる登録と、より厳しい任意の認可が区別されていた。約60社が登録していたが、認可を取得した事業者はまだなかった。

修正案の文言では、登録申請をしていない新規参入者は、遅くとも2024年1月1日から認可を申請する必要があるとされた。既に登録した事業者はMiCAの移行期間中、営業を継続できるとしていた。認可には顧客資産の保護、利益相反の管理、手数料の開示などの追加要件が伴う。記事執筆時点では、なお立法過程にある提案だった。

過去の取引所破綻から教訓を得た日本

1月6日、Mt. Goxの再生管財人である小林信明弁護士は、期限の変更を公表した。裁判所の許可を得て、弁済方法の選択と弁済先情報の登録期限を2023年1月10日から3月10日に延長した。基本弁済、早期一括弁済、中間弁済の期限も7月31日から9月30日に変更した。債権者の登録手続の進捗などを考慮した措置だった。2022年10月に公開されたシステムでは、銀行送金、資金移動業者、暗号資産交換業者やカストディアンなどを通じた弁済方法を選択できた。

一部では延長がKrakenの日本撤退と関連しているのではないかとの推測もあったが、管財人が公式な理由として挙げたものではない。Mt. Goxは2014年の破綻時、当初約85万BTCが消失したと報告し、当時の報道では約5億ドル相当とされた。同年3月には古いウォレットから約20万BTCが見つかった。破綻から4年後の2018年にはCoincheckがハッキングを受け、5億ドルを超える被害が生じた。こうした事件は、日本が顧客保護を重視する背景となった。

日本はその後、顧客資産の分別管理や保管要件を強化した。2023年1月時点では、この仕組みがFTX Japanの顧客資産返還計画を支えていたが、出金が既に再開されていたわけではない。FTXグループのほかの多くの事業体とは、顧客資産の扱いに違いがあった。

Web3での役割強化を目指す日本

岸田文雄首相はWeb3の発展を支持し、日本では暗号資産政策の見直しが進んでいた。自民党のWeb3プロジェクトチームが2022年12月にまとめた中間提言は、この分野における日本の可能性を強調した。自民党税制調査会は、税制改正案で、発行法人が継続保有する自己発行トークンを期末時価評価課税から除外する方向を支持した。特定の保有分に係る未実現利益への課税負担を軽減するもので、上場トークンすべてを免税にする提案ではなかった。

金融庁は、2023年6月の施行が予定されていたステーブルコイン制度に向けた計画を進めていた。要件を満たす仲介業者を通じて、一部の海外発行ステーブルコインが流通できるようにする内容だった。償還権の保護や発行・仲介に関する監督などの条件があり、すべてのステーブルコインが自動的に認められるものではなかった。

金融庁、FTX破綻で浮き彫りになった統治・内部管理の問題を指摘

1月16日に報じられた発言で、金融庁の柳瀬護氏が求めたのは、各国当局が暗号資産業者にも従来の金融機関と同等の厳格な基準を適用することだった。市場の拡大を踏まえ、効果的な規制には同水準の監督が必要だと述べた。

柳瀬氏は、FTXの巨額損失は技術そのものよりも、緩いガバナンス、不十分な内部管理、規制・監督の空白を示したと考えていた。消費者保護の強化を求め、日本は金融安定理事会(FSB)への参加を通じ、銀行や証券会社に準じた取引所監督を働きかけていると説明した。

2022年に相次いだ金融業者の破綻を受け、規制強化を求める声が続いた。FSBは12月の会合でFTXからの初期的な教訓を議論し、複数の業務を一つのプラットフォームで行う際のリスク集中や利益相反を取り上げた。FSBは計画に沿って2023年も国際的な暗号資産の勧告作りを進める予定だった。日本も欧米の監督当局との連携を支持していた。

アイルランド中銀総裁、暗号資産のリスクを警告

1月25日の議会で、アイルランド中央銀行のガブリエル・マクルーフ総裁は、裏付け資産のない暗号資産を改めて批判した。投資家は資金を失う可能性に備えるべきだと警告し、その社会的価値に疑問を呈した。同総裁の発言では、こうした資産はポンジ・スキームに似ており、投資家は事実上「賭け事をしている」とされた。

マクルーフ氏は、特に若年の個人投資家を守る仕組みが必要だと強調した。実行可能な方法があるなら、若者を対象とした暗号資産広告の禁止を検討するよう議員に求めた。中央銀行は前年にも、SNSのインフルエンサーなどによる誤解を招く投資広告に警告していた。

英国FCAは1月19日の書簡で、暗号資産の登録申請者の一部に関する懸念や、組織犯罪との関連の可能性を指摘した。1月25日に公表された情報では、約300件の申請を受け、41社がマネーロンダリング防止の枠組みに登録していた。当時、暗号資産分野に対するFCAの権限は主としてマネーロンダリング・テロ資金供与の防止に関するものだった。審議中の金融サービス・市場法案は、一部の暗号資産業務や決済サービスへの規制を広げる法的基盤を整えることを目指していた。

Samは金融コンテンツスペシャリストで、ブロックチェーンの分野に強い関心を持っています。彼は、金融とサイバーセキュリティの分野で複数の企業やメディアと協力してきました。