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Wayfair、第3四半期利益が6,200万ドルに 米国売上高は11.4%増

家庭用品小売業者のWayfairは2026年11月4日、第3四半期の純利益が6,200万ドルとなり、前年同期の9,900万ドルの損失から黒字に転じたと発表した。米国で2桁成長を記録し、売上高を押し上げた。同社が発表した第3四半期決算リリースによると、希薄化後1株当たり利益は0.45ドルで、前年同期は0.76ドルの損失だった。
2026年9月30日に終了した四半期の純売上高は9.7%増の34億2,000万ドルとなり、前年同期から3億300万ドル増加した。米国の純売上高は11.4%増の30億4,000万ドルとなった一方、海外売上高は2.3%減の3億8,000万ドルだった。米国での3億1,200万ドルの増加が、海外での900万ドルの減少を上回った。
営業利益は3,800万ドルから1億600万ドルに増加した。最終損益の比較には、2025年の同四半期に計上された9,900万ドルの債務消滅損失が2026年にはなかったことも寄与した。減価償却費、株式報酬および関連税、利息、税金などに加え、この債務消滅損失を除外した調整後EBITDAは、2億800万ドルから2億3,600万ドルに増加した。利益率は6.7%から6.9%に改善し、両期間から債務消滅損失を除いても利益が伸びたことを示した。
注文数の伸びが1注文当たりの購入額減少を補う
配送完了注文数は12.2%増の1,100万件となり、売上高を上回る伸びを示した一方、平均注文額は317ドルから311ドルに減少した。この組み合わせは、売上高の伸びをけん引したのが購入額の増加ではなく、注文数の増加だったことを示している。アクティブ顧客数は4.7%増の2,220万人となった。アクティブ顧客とは、過去12カ月間に少なくとも1回、Wayfairから直接購入した顧客を指す。
アクティブ顧客1人当たりの過去12カ月間の純売上高は3.1%増の596ドルとなった。リピーターによる注文は880万件で、11.4%増加し、配送完了注文全体の80.0%を占めた。前年同期の80.1%からほぼ変わらなかった。こうした結果、平均注文額が減少したにもかかわらず、Wayfairは顧客基盤の拡大を背景に注文数を伸ばした。
CEOのNiraj Shahは、この四半期について、パンデミック後の期間でWayfairが最も高い成長を記録し、調整後EBITDA利益率では2020年以来、最高の第3四半期になったと述べた。
Shahは、米国のカテゴリー市場はおおむね横ばいだったと説明し、市場シェアに関する見方を次の業績指標に結び付けた。「注文数と顧客数の勢いから、当社のシェア拡大は構造的なものだと確信しています。まだ初期段階にあります」
米国の利益成長とは対照的に、海外事業では損失が拡大
売上総利益の段階では、収益性の伸びは売上高の伸びに届かなかった。売上総利益は9億3,400万ドルから10億1,200万ドルに増加したが、売上総利益率は30.0%から29.6%に低下した。顧客需要への対応やサービスに直接かかる費用を反映すると、状況は改善した。顧客サービス費、販売業者手数料、広告費を調整後売上総利益から差し引き、顧客サービス費および販売業者手数料に含まれる株式報酬と関連税を加えて算出する、Wayfairの非GAAPベースの貢献利益は、4億9,300万ドルから5億5,000万ドルに増加した。利益率は15.8%から16.1%に上昇し、広告費は3億3,000万ドルから3億3,800万ドルに増加した。
セグメント別の業績からは、連結業績の改善が国内事業に大きく依存していたことが分かる。米国の調整後EBITDAは2億900万ドルから2億6,100万ドルに増加した一方、海外セグメントの調整後EBITDA損失は100万ドルから2,500万ドルに拡大した。つまり、国内事業がグループ全体の調整後EBITDAを押し上げる一方で、海外事業によるマイナスの影響は拡大した。
利益の伸びとともに、キャッシュ創出力も改善した。営業キャッシュフローは1億5,500万ドルから1億9,800万ドルに増加し、フリーキャッシュフローは9,300万ドルから1億3,600万ドルに増加した。Wayfairは、フリーキャッシュフローを営業キャッシュフローから有形固定資産の取得費用およびサイト・ソフトウェアの開発費用を差し引いた額と定義している。現金、現金同等物、短期投資の合計は11億ドルで、コミットメントラインの利用可能額を含む流動性総額は15億ドルだった。
今回の四半期決算は、Wayfairの業績回復が米国での注文増加と国内事業の収益性向上に結び付いていることを示す一方、改善は全社一様ではなかった。キャッシュ創出力が高まる一方で、売上総利益率は縮小し、海外事業の損失は拡大した。今後の業績を左右する中心的な論点は、米国での需要の強さがこうした圧力を引き続き上回れるかどうかだ。












