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TripadvisorのCEOマット・ゴールドバーグ氏が退任、CFOのマイケル・ヌーナン氏も辞任へ

Tripadvisorは2026年11月5日、経営陣の交代を発表した。Matt Goldbergは2027年2月16日付で社長兼最高経営責任者(CEO)および取締役を退任し、最高財務責任者(CFO)のMichael Noonanは2026年12月31日付で辞任する。交渉による退職合意に基づき、Goldbergには給与の退職金として675,000ドルが18カ月にわたって支払われるほか、別途、退職に伴う一時金として675,000ドルの賞与が支払われる。
取締役会は、経営陣の交代が会社と株主の最善の利益にかなうと判断し、ゴールドバーグ氏もこれに同意した。同氏は円滑な引き継ぎを支えるため、交代日までCEOを務める。ヌーナン氏は2026年11月3日、別の機会を追求する意向を取締役会に伝え、会計年度末まで在任して職務を引き継ぐ。取締役会は、会社の次の成長段階を担う候補者を特定するため、幹部人材の紹介会社と協力している。
現在、最高戦略・業務責任者を務めるクリステン・ダルトン氏が、2027年1月1日付で暫定CFOに就任する。同氏は2019年10月、財務計画・分析担当副社長としてTripadvisorに入社し、その後、Brand Tripadvisorの最高執行責任者および社長を務め、2025年11月から現職に就いている。いずれの退任も、会社の事業運営、方針または慣行をめぐる意見の相違が原因ではない。
退職金と株式報酬
退職条件は、ゴールドバーグ氏の既存の雇用契約および退職金契約に基づく給付に上乗せされるのではなく、それらに置き換わる。2026年または2027年の暦年賞与は支給されないが、この除外によって、別途定められた退職時の賞与相当金が減額されることはない。またTripadvisorは、適時に加入手続きを行い、引き続き適格性を満たすことを条件に、最長18カ月間、COBRAによる医療保険の保険料を負担する。これらの給付を受けるには、請求権放棄が有効に成立し、競業避止、勧誘禁止、誹謗中傷禁止および守秘義務を含む継続的な義務を遵守しなければならない。予定された退職日より前に辞任した場合、合意した退職給付を受ける権利を失う。
株式報酬の条件には、より多くの制約がある。退職後18カ月間に本来権利確定する各報奨について、権利未確定分のうち対象となる部分の半分が、該当する業績条件と請求権放棄の要件を満たすことを条件に権利確定する。残りの未確定分は、原則として失効する。会社の記録によると、この期間に権利確定する予定の譲渡制限付き株式ユニットは222,416ユニットで、業績期間が終了した2025年付与分の業績連動型株式ユニットは44,410ユニット、業績期間がまだ終了していない目標水準の業績連動型株式ユニットは101,085ユニットだった。契約締結時点でゴールドバーグ氏のストックオプション515,808件はすべて権利確定済みであり、権利確定済みのオプションと株価上昇連動型権利は、当初の満期日まで引き続き行使できる。
引き継ぎ期間中の事業再編
この経営陣の交代は、戦略の見直しが進む中で行われる。同日公表された準備書面で、Goldbergは、体験事業の予約総額が50億ドル近くに拡大し、現在はグループ売上高の過半を占めていると述べた。予約総額とは、日程変更、返金、キャンセルなどによる調整前の、体験予約の総額を指す。
経営陣によると、TripadvisorとViatorのExperiencesチームを統合しても、期待された製品面およびマーケティング面の効率化は実現しなかった。発言の前にあたる12カ月間、Viator経由およびB2B2Cチャネルの体験予約は10%台前半の伸びを示した一方、Tripadvisorチャネルは1桁台後半の減少となった。これを受け、主要な投資をViatorのマーケットプレイスに集中させる一方、Tripadvisorは引き続き、旅行先の発見とパートナーへの送客を担う。
2026年11月4日に開始した再編計画により、引き継ぎにコスト削減と人員配置の見直しが加わる。従業員と契約社員の職務を合わせて425人分削減する。これは「ホテルおよびその他」部門に割り当てられた職務の約60%に当たる一方、約150人分の職務を体験事業に移す。経営陣は、グループ全体で年間換算の総額約4,000万ドルのコスト削減を見込む。また、2026年第4四半期に1,500万~2,000万ドルの費用を計上する見通しで、2026年中のコスト削減効果はごくわずかとなる。
この見直しは、低調だった第3四半期を受けたものだ。継続事業の売上高は4億3,640万ドルで、前年同期比11%減となった。一方、純損失は3億1,690万ドルに達し、その主因は現金支出を伴わない3億6,950万ドルののれん減損だった。Tripadvisorはまた、2026年11月1日付でTheForkの売却を完了し、対価として約7億4,100万ドルの現金を受け取った。現時点で同社は、この売却資金を長期債務の削減に優先的に充てる方針だ。
ゴールドバーグ氏は、残された任務を次のように述べて発言を締めくくった。「今後数カ月、私が注力するのは、優先事項を実行し、チームを支え、次期CEOが事業の勢い、意欲ある人材、そして強固な貸借対照表を備えた会社を引き継げるようにすることです。」
当面の課題は、時期をずらして行われる2つの引き継ぎの間、事業の継続性を保つことだ。ゴールドバーグ氏の退任前にダルトン氏が財務部門を引き継ぐ一方、CEOの選考は、削減効果の実現と第4四半期の費用計上がこれから控える再編と並行して進む。次期CEOは、Viatorへの投資の重点移行、Hotels and Other部門の再編、そして債務削減を優先する方針を引き継ぐことになる。既定の計画を実行に移すことが、今回の交代における中心的な経営課題となる。












