デジタル資産
2023年の暗号資産マイニング:Bitdeer・CleanSpark・Marathon・Riotの四半期決算

この記事は2023年8月時点の上場暗号資産マイニング企業の決算と運営状況を振り返ります。大半は暦年の第2四半期ですが、CleanSparkは同じ6月30日に終了した2023会計年度第3四半期の数値です。以下の目標と予想は当時発表された計画です。
CleanSpark:会計年度第3四半期の売上高が増加
CleanSpark (CLSK )は2023年8月9日に四半期決算を発表しました。売上高は前年同期の3,100万ドルに対し4,550万米ドル、純損失は1,420万ドルでした。稼働容量は9 EH/s超で、2023年末の16 EH/s目標に必要な資金を確保したと説明しました。目標が既に実現していたわけではありません。
最高財務責任者のGary Vecchiarelliは、現金とビットコインを組み合わせた財務基盤を強調しました。7月の更新では採掘機87,936台、生産量575 BTC、月末保有量1,061 BTCが報告されました。Sandersvilleの計画中の増設で約6 EH/sを加える予定でした。ここでいう機器群は車両ではなく採掘機です。
Marathon:7月末18.8 EH/s、第2四半期の実測平均12.1 EH/s
Marathon Digital Holdings (MARA )は2023年6月末の通電済み容量を17.7 EH/sと報告しました。その時点で電源を入れた機器の理論的能力であり、四半期全体の実測平均ではありません。原文はCore Scientific (CORZ )の自社採掘容量約15 EH/sと比較していました。Marathonの7月の運営報告では月末の通電済み容量が18.8 EH/sでした。設置容量、通電済み容量、実際に達成したハッシュレートは別の指標です。
2023年8月当時、Core Scientificは2022年12月に開始した連邦破産法第11章に基づく再建手続き中でした。これは記事公開時の状況です。
Marathonは2022年の天候と操業上の問題を経て、2023年に採掘機を増やしました。5月には通電済み容量が15 EH/sに達しました。同社の第2四半期報告は売上高8,180万ドル、前年同期比228%増、生産量2,926 BTCを示しました。四半期の実際の平均ハッシュレートは12.1 EH/sでした。17.7 EH/sは6月末の通電済み容量であり、7月の実測平均は14.0 EH/sでした。
Core Scientific:再建案に盛り込まれたBitmainへの株式持分
再建計画は2023年8月8日に裁判所へ提出され、債務処理とBitmainとの取引案を説明していました。Anchorage Digitalも関係する資金提供者でした。必要な承認を前提とする提案であり、既に完了した合意ではありませんでした。
記事は空冷式Antminer S19j XPを27,000台、約7,710万ドルで購入する計画を説明していました。当時報じられた概数は現金約2,300万ドルと株式約5,400万ドルでした。株式払いは当初の現金需要を減らしますが、この数値から従来の文章にある3,000万ドルの節減は立証できません。後の契約と8月の提案は区別が必要です。
Bitmainは株式払いを通じて再建後の会社の持分を受け取る予定でした。一部の機器金融提供者には、条件に応じて認められた担保付債権の価値に相当する株式、または該当する認められた債権の80%相当の新たな債務証書と残る不足額の債権放棄が提案されました。担保付債権が元の融資全額と常に一致するわけではありません。新たな債務証書も自動的に安全な選択肢にはなりません。
Anchorageは株式を選ぶ可能性がある当事者として挙げられました。他の関係金融提供者にはBlockFi、Barings、MassMutual Asset Finance、Trinity Capital (TRIN )、36th Street Capital Partnersなどがいました。網羅的な一覧ではありません。債権額、評価時点、最終分配は関連書類によって決まり、予想された選択は確定決定ではありませんでした。
Galaxy Digital:2023年第2四半期のトレーディング収益が前期比減少
Mike Novogratzが率いるGalaxy Digital (GLXY )は、Galaxy Digital Holdings LPの純損失4,600万ドルを報告しました。上場持株会社とは会計上の集計範囲が異なります。トレーディング収益は5,950万ドルで前四半期比54%減、主因はデジタル資産とデリバティブの実現利益減少でした。取引量低下と不確実性は市場環境を説明するもので、差額全体の定量的説明ではありません。株式は2023年にはTSX上場で、現在の価格モジュールのNasdaq表示は後の上場を反映します。
融資残高は5億5,000万ドル超で前四半期比約10%増でした。新規融資1億1,500万ドルは、更新を新規扱いしなくなった変更後の方法で集計されています。過去の数値との直接比較には調整が必要です。残高の大きさだけで競争優位や低い信用リスクが証明されるわけではありません。
資産運用収益は3,380万ドルで前期比619%増、主にベンチャー投資の実現利益によるものでした。運用報酬は420万ドルで、全額が報酬ではありません。運用資産は25億ドルでした。採掘売上高は1,540万ドル、直接利益率は64%でした。直接の電力・ホスティング費用と関連するクレジットを反映した指標で、減価償却や本社費用後の純利益率ではありません。Helios買収も拡大策の一部でした。
当時の米国ビットコイン現物ETFへの期待
Novogratzは2023年8月、約6か月以内の承認を予想しました。BlackRock (BLK )とInvescoの関係者の話を引用した予測であり、SECの決定や約束ではありませんでした。
当時進行中のGrayscaleとSECの訴訟も、申請審査に影響し得る要因として議論されていました。有利な判決がすべてのETFを自動承認するわけではありません。これは2023年8月の議論であり、現在も未確定の予測ではありません。
Bitdeer:ブータンでの採掘設備拡張
Jihan Wuが設立したBitdeerは、ブータンの国営投資会社Druk Holding and Investmentsと共同ファンドの設立を計画しました。環境配慮型採掘向けに5億ドルを調達する目標であり、全額を既に調達または投資したという意味ではありません。記事は7月発表のBitdeer Green Bitcoin Fundにも言及していました。
Bitdeerは2023年8月7日の運営報告でGeduデータセンターの建設完了を伝えました。7月に約15,000台が到着し、累計納入は23,000台でした。7月31日時点ではまだ通電されていませんでした。8月7日の発表時には約11,000台が安定稼働していました。納入と稼働開始は別の段階です。
対象機器をすべて稼働させると約2.5 EH/sになると予想していました。当時の最高経営責任者Matt Linghui Kongはインフラの進展を強調しました。自社勘定の採掘では7月に220 BTCを生産し、前年同月比41%増でしたが、6月比では7.9%減でした。
Riot Platforms:2023年第2四半期の売上高7,670万ドル
Riotは2023年8月9日、売上高7,670万ドル、純損失2,770万ドルを報告しました。前年同期売上高は7,290万ドルでした。ビットコイン採掘は4,970万ドル、エンジニアリングは1,930万ドル、データセンターホスティングは770万ドルの売上高でした。
生産量は1,775 BTCで前年同期比27%増でした。電力消費抑制クレジットは1,350万ドルで、2022年第2四半期の570万ドルを上回りました。これは追加採掘されたビットコインではありません。1株当たり損失0.17ドルはGAAP基準の結果で、調整後の数字ではありませんでした。
最高経営責任者Jason Lesは電力戦略を事業規模と財務資源に結び付けて説明しました。RiotはBTC当たり平均採掘費用8,389ドル、ビットコイン平均価格28,024ドルを報告しました。 これは発言の要約です。費用にはすべての減価償却、金融費用、本社費用が含まれていないため、価格との差額はコイン当たり純利益ではありません。
Riotは10.7 EH/sの容量を報告し、2022年12月の冬の嵐による損傷修復後、2023年末に12.5 EH/s、2024年半ばに20.1 EH/sを目標としていました。第4四半期は下半期に含まれ、この点だけでは遅延の証明になりません。将来の35.4 EH/sも追加購入オプションに左右される数値でした。
MicroBT契約は33,280台の購入と、同じ価格条件で66,560台を追加購入できるオプションを含んでいました。最初の注文は2024年半ばまでに7.6 EH/sを加える予定でした。機器は液浸冷却と米国製造を想定して設計されました。これは当時の契約の要約であり、オプション機器すべてを購入済みという確認ではありません。
経営陣は業界再編の進行を見込み、会社は財務的に準備できていると評価しました。経営陣の見解であり、競合他社に対する優位を保証するものではありませんでした。












