交通・輸送
Cenntro、LS450トラック20台の販売で244万ドル超の売上を計上

Cenntroは2026年11月3日に発表した。New York Truck Voucher Incentive Programのもと、LS450電動トラック20台を納入し、総収益として244万米ドル超を計上した。この発表が示しているのは、受注目標や売上予測ではなく、納入が完了した台数である。
Cenntroは、New York City Clean Trucks Programを通じてLS450をさらに納車する計画だ。このモデルはCalifornia Clean Fuel RewardとNew Jersey Zero-Emission Incentive Programの対象車両としても認定・登録されており、購入奨励金を利用できる顧客の選択肢が広がっている。ニューヨーク市で予定されている導入について、Cenntroは納車台数も日程も明らかにしていない。
「これらのプログラムは、対象となる顧客の初期投資を抑え、電気自動車への移行を後押しします」と、会長兼最高経営責任者(CEO)のPeter Wangは述べた。Cenntroは、カリフォルニア州とニュージャージー州での認定がLS450の追加納車につながると見込んでいる。顧客向け奨励金の利用は、各プログラムの対象要件、資金の उपलब्ध性、承認手続きに左右される。
ニューヨーク州のトラック購入助成制度の仕組み
CenntroのLS450製品ページでは、このモデルを都市部のラストマイル配送向けに設計された、専用設計のクラス4全電動車両と紹介している。仕様には配送バン、冷蔵トラック、貨物トラック、キャブ・シャシーがあり、車両の基本構成をさまざまな商用用途に合わせられる。
New York State Energy Research and Development Authorityのプログラムページによると、この助成制度は、条件を満たすバッテリー電気自動車または水素燃料電池車を購入・リースするニューヨーク州内の車両運用事業者に割引を提供する。現行のクラス4向け助成額は、基本額が8万5,000ドルで、利用可能な上乗せ分を含めた1台当たりの上限は14万4,000ドルとなっている。
助成額は、車両の種類、重量区分、登録地、車両保有台数、および旧型ディーゼル車を廃車にするかどうかによって変わる場合がある。資金の利用可能額やプロジェクトごとの上限も適用される。Cenntroは納車したトラックに適用された助成額を公表していないため、この助成額一覧が示すのは顧客が受けられる可能性のある支援であり、同社が受け取った収入ではない。
NYSERDAは、申請が多数寄せられたため、クラス3~8のゼロエミッション車両向け資金枠について新規申請の受け付けを終了している。この制限が対象とするのは新規申請であり、Cenntroが完了した納車や、すでに承認された申請の状況を示すものではない。
Cenntroの財務規模に照らした納車実績
Cenntroは、2026年6月30日終了四半期のForm 10-Qで、純売上高が622万ドルだったと報告した。前年同期は641万ドルだった。四半期純損失は990万ドルから1,061万ドルに拡大した。今回の納車発表では売上の認識時期が明らかにされていないため、この金額を単純に第3四半期に計上したり、これらの業績に加算したりすることはできない。
2026年上半期の純売上高743万ドルのうち、車両販売による売上は532万ドルだった。米州の顧客からの売上高は、前年同期の96万227ドルから183万ドルに増加した。
同じ提出書類では、Cenntroが欧州事業の再編を進める一方、北米とアジアでの成長を加速させるため、資本と経営資源を再配分していることも説明されている。ニューヨーク州での納車は、北米を重視するこの方針に沿った商業的な成果だが、四半期業績を見ると、個別の納車発表だけでは、より広範な業績回復を示すには至っていない。
今後の開示で焦点となるのは、計画されているニューヨーク市での納車と、カリフォルニア州およびニュージャージー州での対象車両認定が、Cenntroの損失を縮小させる規模の追加販売につながるかどうかだ。今後の顧客向け奨励金も、対象要件、資金、承認に左右される。また、ニューヨーク州のクラス3~8向け助成制度は新規申請を受け付けていない。したがって、プログラムの対象車両に認定されたことだけでは、米国での成長の次段階が実現したとは言えない。












