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UNI Financial、Finacle Universal Bankerを全支店に導入

Infosys FinacleとUNI Financial Cooperationは2026年10月28日、資産53億ドル、従業員1,100人を擁する大西洋岸カナダの金融協同組合UNI Financial Cooperationの全支店に、クラウドネイティブのFinacle Universal Bankerプラットフォームを導入したと、両社の共同発表で明らかにした。カナダのニューブランズウィック州とインドのベンガルールから発表されたこの全拠点への展開は、UNIが進める技術変革における重要な節目であり、会員へのオムニチャネルサービスの継続性を確保するとともに、業務効率と会員体験のさらなる向上に向けた拡張性の高い基盤を提供すると説明されている。
Infosys Finacleは、Infosysの完全子会社であるEdgeVerve Systemsの一部門だ。今回の導入により、2021年にUNIのデジタルバンキング業務をクラウド上で近代化したことをきっかけに始まった、UNIとInfosys Finacleの協業関係がさらに発展する。
発表によると、UNIは支店近代化の取り組みの一環として、支店業務の分断を解消し、全拠点でより一貫したサービスを提供することを目指していた。1人の行員が複数の役割を担えるように設計されたこのAI対応プラットフォームは、支店業務のさまざまな機能を、豊富なコンテキストを備えた役割に依存しないワークフローを通じて、より統合された環境にまとめる。
プラットフォームの範囲と機能
発表によると、支店網全体へのFinacle Universal Bankerの導入により、UNIは支店業務の簡素化と、会員にとってより一体感のある体験の実現を支援する機能を活用できる。発表では、次の3つの領域が挙げられている。
- 窓口業務を統合するワークスペース:役割に依存しない作業環境を窓口担当者に提供し、支店での取引を効率化する。
- 会員対応の支援:対応管理機能を統合し、従業員が会員をサポートする際に、関連する背景情報を確認できるようにする。
- 設定可能な業務運営:大規模企業向けのプラットフォームにコンプライアンス管理機能を組み込み、セキュリティを維持しながら、UNIがワークフローを柔軟に調整・設定できるようにする。
Finacleの製品資料では、Universal Bankerを、サービス、営業、アドバイザリー、支店業務を統合する、企業向けのクラウドネイティブなソリューションと説明している。統合されたAI対応の役割に依存しないプラットフォーム上で、これらの業務を一元化する。ベンダーによると、このソリューションは顧客のポートフォリオ、やり取り、商談機会を360度の視点で把握できるほか、AIコパイロット機能、オムニチャネルでのコンテキスト継続性、ガイド付きワークフローを備える。これらの機能により、銀行員は顧客の口座開設を支援し、助言やサービスを提供しながら、顧客との関係を深められるという。製品資料によると、この製品は、銀行エコシステム全体との連携を想定した、組み合わせ可能でAPIを最優先とし、ホスト環境に依存しないアーキテクチャを基盤としている。製品ページではまた、Forresterが「The Forrester Wave:デジタルバンキング・エンゲージメント・プラットフォーム、2026年第2四半期」でFinacleをリーダーに選出したと記されている。
協業の経緯と経営幹部のコメント
UNIとInfosys Finacleは、新しい環境でチームが経験を積み、プロセスや会員・従業員の体験をさらに改善する機会を見いだす中で、プラットフォームの最適化に向けて緊密な協力を続けると述べた。
UNI Financial Cooperationの最高経営責任者(CEO)、Eric St-Pierreは、このプラットフォームは2026年の早い時期に導入され、UNIは現在も調整を進めながら最適化に取り組んでいると述べた。St-Pierreは発表の中で、次のように語った。「UNIにとって、技術変革は常に、新しいシステムを導入するだけのものではありません。従業員が会員に対し、より簡潔で一貫性のある効果的なサービスを提供できる環境を整えることです」。同氏は、今回の導入をその取り組みにおける重要な一歩と位置づけた。また、プラットフォームの可能性と、今後、従業員や会員にどのような価値をもたらすかに期待を寄せていると述べた。さらに、チームが協力してプラットフォームを強化し、その可能性を最大限に引き出す中で、Infosys Finacleが継続して取り組んでいることに感謝の意を示した。
Infosys Finacleの最高経営責任者(CEO)、Sajit Vijayakumarは、世界各地の金融機関が、支店の近代化に向けて、処理時間の短縮、複数のサービスニーズに一つの窓口で対応する支援、顧客とその対応にあたる窓口担当者の双方にとってシンプルな、状況に応じた体験を求めていると述べた。Vijayakumarは、UNIの変革は「カナダ全土の支店近代化に新たな基準を打ち立てる」と語った。さらに、Finacleソリューションを通じ、チャネルから組み合わせ可能なバンキング業務エンジンまで、あらゆる領域でカナダの金融機関によるバンキングの近代化を支援することに、Infosys Finacleは取り組んでいると付け加えた。
発表によると、UNI Financial Cooperationは2026年に創立90周年を迎える。同組合は、ニューブランズウィック州をはじめとする地域の経済に貢献する主要な経済主体と評されている。Finacleによると、100カ国を超える国々の銀行が同社のソリューションを活用し、10億人を超える人々と数百万の企業による貯蓄、支払い、借り入れ、投資を支援している。Infosysによると、同社の従業員数は32万5,000人を超え、59カ国で企業の事業活動を支援している。












