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Mercury General、第3四半期は投資損失により1,370万ドルの損失

Mercury General Corporation (MCY ) 2026年11月3日の決算発表で、Mercury General Corporationは2026年第3四半期に1,370万ドルの純損失を計上したと発表した。投資評価損が営業利益を上回ったため、2025年の同期間に計上した2億8,040万ドルの純利益から赤字に転じた。希薄化後1株当たりの損失は0.25ドルで、2025年第3四半期の1株当たり利益5.06ドルと対照的な結果となった。
最大の要因は、税引後の正味実現投資損失2億690万ドルだった。前年同期は6,670万ドルの利益を計上していた。Mercuryによると、損失の大部分は四半期中に投資の公正価値が下落したことによるもので、その主な原因は市場全体の金利が大幅に上昇したことだった。Mercuryは米国会計基準(GAAP)に基づき公正価値オプションを採用しているため、こうした変動は連結損益計算書に正味実現投資利益または損失として計上される。
Mercuryが税引後の実現投資利益・損失を除いた純利益と定義する営業利益は、9.6%減の1億9,330万ドル、希薄化後1株当たり3.49ドルとなった。前年は2億1,370万ドル、同3.86ドルだった。ポートフォリオの評価額の変動が純損失への転落を招いた一方、基礎的な営業利益も減少した。
保険料は伸びた一方、引受比率は悪化
正味既経過保険料は9.6%増の15億4,500万ドル、正味収入保険料は9.2%増の16億3,600万ドルとなった。しかし、この伸びは営業利益の増加にはつながらず、コンバインド・レシオは3.2ポイント上昇し、87.0%から90.2%となった。
悪化の要因は損害率にあり、62.6%から65.8%に上昇した。一方、事業費率は24.4%で変わらなかった。したがって、コンバインド・レシオの悪化は事業費率の上昇ではなく、損害コストの増加によるものだった。
この悪化が見られた一方で、比較上は好材料も2つあった。再保険控除後の自然災害損失は2,900万ドルから2,300万ドルに減少した。また、過年度事故年度の損害および損害調査費用準備金に関する有利な変動は、約2,700万ドルから約5,800万ドルに増加した。2026年の自然災害損失の大半は、オクラホマ州とテキサス州の暴風雨、およびPalisades火災とEaton火災に関する準備金の不利な変動によるものだった。
運用利回りが低下する中、投資収益は増加
税引前の正味投資収益は8,400万ドルから9,330万ドルに増加した。取得原価ベースの平均運用資産は61億3,600万ドルから72億2,800万ドルに拡大した一方、現金から得た利息収入を除く投資の税引前平均年利回りは4.6%から4.5%に低下した。Mercuryによると、運用資産の拡大が増収をもたらしたが、利回りの低下と現金の利息収入の減少が一部相殺した。
金利上昇による評価損に加え、ポートフォリオのデュレーションも長期化した。短期金融商品をすべて含むデュレーションは、2026年9月30日時点で6.2年となり、2025年12月31日時点の4.4年から伸びた。Mercuryは、予想される期限前償還を反映した修正デュレーションとしてこれを測定している。
9カ月累計の利益は2025年を上回る
第3四半期の損失とは対照的に、2026年最初の9カ月間の業績は大幅に改善した。純利益は30.0%増の4億4,020万ドルとなり、前年同期の3億3,850万ドルを上回った。営業利益は148.0%増の5億8,240万ドルで、前年同期の2億3,490万ドルから増加した。
この9カ月間の再保険控除後の自然災害損失は4億8,900万ドルから1億9,100万ドルに減少し、コンバインド・レシオは99.0%から89.8%に改善した。その結果、第3四半期に純損失を計上したにもかかわらず、年初来の利益は2025年を大きく上回った。
取締役会は1株当たり0.3175ドルの四半期配当を決定した。配当は2026年12月17日時点の株主を対象に、2026年12月31日に支払われる。
今回の結果からは、Mercuryの営業面の推移と、報告された最終損益とを分けて見ることができる。保険料と投資収益は増加したものの、第3四半期の営業利益は損害率の上昇とともに減少した。また、金利上昇による投資評価額の変動により、営業黒字はGAAPベースの純損失に転じた。今後の業績を左右する中心的な問いは、保険料の伸びとともに引受比率が改善するかどうかだ。公正価値会計のもとでは、純利益が営業実績から大きく乖離する可能性がある。












