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2022年9月のAVAX相場とAvalanche関連のセキュリティ報告

この記事は2022年9月12日時点のAvalancheのネイティブトークンAVAXに関する市場動向を扱います。冒頭では、直近7日間の上昇率を11.67%とし、BitcoinやEtherとともに反発したと記していました。一方、後段のチャート説明は16.46%となっており、集計時点や基準が一致しているかは確認できません。どちらも現在の騰落率ではありません。
当時はAvalanche上の融資サービスで発生した攻撃や、Ava Labsを巡る疑惑が市場の話題になっていました。疑惑を検証済みの事実や、虚偽と確定した情報として扱うことはできません。記事は価格の反発と対照的に、分散型金融(DeFi)エコシステムや日次取引件数などの指標が強さを示していないと評価していました。9月7日に18米ドルを下回った後の上昇という説明も、当時の価格推移です。取引件数は取引金額とは異なり、単独でエコシステム全体の健全性を証明するものではありません。
8月中旬の高値に戻れるかという当時の見方
記事は7日間チャートの上昇率を16.46%と記し、開発や提携に注目していました。ただし、冒頭の11.67%とは異なる数字です。価格上昇と発表の時期が近いことだけで、発表が上昇の原因だったと断定はできません。9月に報じられた動向を以下に整理します。

AVAX/USDの取引チャート
記事によると、Avalanche側は2022年9月10日にFTX JapanでのAVAX取り扱いを紹介し、円・米ドルとの取引ペアに言及しました。これは当時の報告であり、現在の同社のサービス提供を示すものではありません。また、データ可視化サービスBubblemapsは9月6日、Avalancheへの対応を発表しました。保有者のウォレットや送金関係を可視化するための対応・連携であり、それ自体がブロックチェーンの処理速度を向上させる更新ではありません。
記事は、こうした動向が好材料として受け止められる可能性を述べる一方、オンチェーン指標やAVAXへのソーシャル上の言及量には慎重な見方を示しました。言及量の減少だけで全プロトコルへの関心低下や将来の値動きを証明することはできません。
当時の分析では、直前の週末に20米ドル付近の抵抗水準を上回った反発に勢いの鈍化が見られ、売り圧力が強まれば反落する可能性があるとされました。これは2022年9月の条件付きの相場観であり、現在の売買予測や確実な下落を示すものではありません。
Nereus Financeのフラッシュローン悪用に関する経過
Nereus Financeのチームによると、AVAX/USDC Trader Joe LPを担保とするNXUSD市場で攻撃が発生したのは2022年9月6日です。翌7日は事後分析の公表日であり、発生日と混同しないようにする必要があります。チームは6日22時30分ごろ(UTC)にコミュニティへ通知し、その後CertiKなどが取り上げたと説明しています。元記事が参照したチームの発表も、この出来事に関するものです。攻撃者の利益約37.1万USDCと、市場に生じた不良債務の額は別の指標です。
チームが公表した事後分析は、LPトークンの担保評価に使う価格計算の不備を説明しています。同チームは、1ブロック内の価格操作により約50.8万米ドル相当と記載された担保に対して99.8万NXUSDが発行され、フラッシュローン返済後の利益が37万1,406 USDCになったと報告しました。これらはチームの調査結果として示す数字であり、本記事で取引履歴を再監査した結果ではありません。対応として専門家への相談、被害緩和策の策定、法執行機関への連絡を行ったとも述べています。
チームは問題のJLP市場を停止・清算し、約50万米ドル相当のNXUSD不良債務を自己保有のNXUSDで補填したと説明しました。これは99.8万NXUSDの発行額や攻撃者のUSDC利益と同じ数字ではありません。また、別の融資・借入サービス部分には影響がなかったとしています。資金回収のための追跡、返還額に対する20%の報奨金、監査・セキュリティ方針の見直しも当時発表されました。報奨金を現在も利用できるという案内や、再発しないとの保証ではありません。
Avalancheのネットワーク停止リスクを修正した開発者報告
別件として、Ethereum開発者Péter SzilágyiはAvalancheのネットワーク通信処理に関する重大な不具合を報告しました。元記事は当時の時価総額約240億米ドルに言及していますが、その全額が失われると実証されたわけでも、同額の資金が盗難から救われたわけでもありません。GitHub上の報告書によると、発見と修正は2022年3月29日、修正を含むavalanchego v1.7.9の公開は3月30日でした。詳細は9月8日に公開されています。問題は不正な通信データの処理によってノードを停止させ得るサービス拒否のリスクであり、預かり資産の直接流出とは区別すべきものです。修正の意義はありますが、仮定の時価総額損失を確定的な被害回避額として表現するのは不適切です。
Avalancheについて詳しくは、当サイトのAvalanche投資ガイドをご覧ください。












