宇宙
Icelease、Boeing 767-300の貨物機改修を1機発注、2機分のオプションも設定

Boeingと、航空機投資・売買会社のIceleaseは、767-300 Boeing Converted Freighter(BCF)1機の発注と、最大2機の追加改修オプションについて合意した。Boeingが2026年11月2日に発表した。
初号機は2027年第1四半期に改修作業へ入り、改修後の機体は同年第2四半期に引き渡される予定だ。Boeingは、シンガポールにあるST Engineeringの機体整備・修理・オーバーホール(MRO)施設で改修を行う。
両社は2026年10月22日、Cargo Facts Symposiumで調印式を行い、合意を祝った。
「IceleaseとBoeingの関係は20年以上にわたり、新造機の多数の納入に加え、貨物機への改修も数多く手がけてきました」と、IceleaseのマネージングパートナーであるSigthor Einarsson氏は述べた。
Einarsson氏によると、767-300BCFはIAT Leasingの運航管理機材ポートフォリオに加わる。同ポートフォリオにはすでに、Boeing 737-800BCF 7機と、さまざまな顧客にリースされているその他の貨物機が含まれている。
IAT Leasingのポートフォリオ
Boeingによると、Iceleaseとダブリンを拠点とするIAT Leasingは、過半数株式を共通の株主が保有している。IATは2023年後半に設立され、同社のナローボディ機とワイドボディ機(旅客機・貨物機)は4社の出資パートナーが所有し、世界各地の航空会社にリースされている。
IATの公式ウェブサイトでは、同社を、投資家に代わって民間航空機を調達・管理する、独立所有のオペレーティングリース事業プラットフォームと説明している。IATによると、運航管理するポートフォリオは民間航空機40機で、評価額は17億ドルに上る。
IATはまた、同社の経営陣が2005年以降、総額85億ドルを超える航空資産取引を完了したとしている。同社のウェブサイトでは、同年に設立された航空機投資・売買会社Iceleaseを、IATの出資元として紹介している。
767-300BCFの仕様とサポート
Boeing Global Servicesは、767-300BCFについて、メーカーが改修を設計・認証し、継続的なサポートも提供する機体だと説明している。対象となる767-300旅客機を貨物機に改修することで、機体の生産的な運用期間を延ばすことができる。
Boeingは、この機体の貨物輸送用途として、速達便、電子商取引、一般貨物、医薬品、生鮮品、生きた動物、高密度貨物、一部の大型貨物を挙げている。改修型貨物機は量産型767-300Fとの共通性が高く、貨物容積も同程度だ。
Boeing公式の貨物機仕様に記載された767-300BCFの数値は次のとおり。
| 仕様項目 | Boeing公表値 |
|---|---|
| 最大構造ペイロード | 57トン |
| 航続距離 | 3,300海里(6,110 km) |
| 最大離陸重量 | 186,880 kg(412,000 lb) |
| エンジン | GE Aerospace製CF6、Pratt & Whitney製PW4000、Rolls-Royce製RB211 |
改修後のサポートには、エンジニアリングサービス、技術資料、デジタル整備ソリューション、訓練、予備部品、24時間年中無休の顧客サポートが含まれる。
確定している改修についてのみ、作業開始と引き渡しの予定が公表されている。追加機については確定発注ではなく、オプションの対象にとどまる。












