デジタル資産
Androidで使える暗号資産ポートフォリオ管理サービス5選:2023年の紹介

暗号資産の保有状況を把握するには、価格だけでなく取引履歴、取得価額と資産配分の管理も役立ちます。この記事は、2023年に紹介されたAndroidから利用できる五つのサービスを振り返ります。料金、対応地域と機能は変わるため、最新の条件は各サービスで確認してください。
暗号資産は価格変動が大きく、管理ツールは状況把握を助けます。ただし、すべての投資家が24時間監視し続けなければならないという意味ではありません。
ポートフォリオ管理サービスには違いがあります。取引の自動取り込み、手入力、税務用の計算、価格通知など、必要な機能と対応する資産・取引所を比較することが重要です。
以下の五つは用途が異なります。情報を表示するトラッカーと、実際に資産を保管・売買する取引所を区別して見ていきます。
1. CoinTracker
CoinTrackerは取引所やウォレットの情報をまとめ、保有資産と取引履歴を確認するためのサービスです。価格の表示は将来の値下がりや利益を予測するものではありません。
ポートフォリオの推移と損益を把握する機能があります。計算結果は取り込んだ履歴や取得価額の完全性にも左右されます。
対応取引所やウォレットから情報を取り込みます。接続には原則として読み取り専用の権限を使います。APIキーの暗号化や安全な保存は重要ですが、保存先がAWSであるだけで不正出金が絶対に起きないと保証できるわけではありません。
利用できる無料機能と有料機能はプランによって異なります。証拠金取引、デリバティブや先物の履歴を扱う場合は、取引所と取引種類ごとの対応状況を確認する必要があります。
CoinTrackerは税務報告や取得価額の計算も支援します。Tax-loss harvestingは、含み損のある資産を売却して損失を確定させ、適用される税制の範囲で利益と相殺する考え方です。単なる「税金損失の収穫」や、無条件の節税保証ではありません。
2. CoinMarketCap
CoinMarketCapは市場データとポートフォリオの記録に使えるサービスです。保有状況の整理を助けますが、取引での成功を保証するものではありません。
CoinMarketCapアプリはCoinMarketCap.comのモバイル向けサービスです。Binanceは2020年4月に同社を買収しました。元の記事にあるGoogle Playのダウンロード数500万超、評価10万件超は当時の紹介値で、現在の数値ではありません。
多数の暗号資産の価格情報やチャートを表示し、複数のポートフォリオを作成できます。取引内容を入力して管理する機能は、実際の資産を預けたり送金したりすることとは異なります。
価格、取引所、ステーブルコイン、DeFi、NFTなどの情報やウォッチリストを確認できます。対応機能や件数の上限はサービス条件に従い、すべての取引口座が無制限に自動同期するわけではありません。
CoinMarketCapアプリをダウンロードするにはここをクリックしてください。
3. CoinGecko
CoinGeckoは価格データとポートフォリオの確認に使えるサービスです。複数の取引所の情報とチャートをまとめ、保有資産の評価額や推移を把握するのに役立ちます。将来の損益を予測する機能という意味ではありません。
対応する暗号資産やDeFiトークンの価格、ポートフォリオ、ニュース、通知などを提供します。あらゆる銘柄を網羅するわけではなく、更新の速さも情報源によって異なります。
Candyというポイントを集め、条件に合う割引や特典などに交換する仕組みもあります。利用できる特典は変わります。元の記事で紹介されたダウンロード数100万超、レビュー約14万件は当時の数値です。
CoinGeckoは多数のコインやトークンのデータを集約します。記事当時はBittrex、Bitfinex、Binanceなどのデータが例示されていましたが、取引所と銘柄の対応状況は変化します。
用途に合えば、複数の暗号資産をまとめて確認する選択肢になります。
CoinGeckoアプリをダウンロードするにはここをクリックしてください。
4. Kubera
Kuberaは暗号資産だけでなく、幅広い資産と負債をまとめる資産管理サービスです。取引所としての売買機能と混同しないことが重要です。
複数の場所にある資産の評価額を一つの画面で把握することを目指しています。対応する口座は接続し、その他の資産は必要に応じて入力します。
主な目的は資産の記録と可視化です。通常の暗号資産取引所と同じように注文を執行するサービスという説明は正確ではありません。
暗号資産に加え、株式、投資信託、ETFなどの保有状況をまとめられます。表示できることは、それらすべてをサービス内で購入できることを意味しません。
対応するDeFiポジションやウォレットをまとめる機能もあります。元の記事ではMakerのVaultやUniswapの流動性プール、Ethereum、BSC、Arbitrum、Optimism、Solana、Polygonなどが紹介されました。個別の接続先と対応内容は確認が必要です。
銀行、証券口座などとの接続で全体の資産状況を把握できます。対応金融機関、地域、更新頻度は異なり、すべての口座に接続できる保証はありません。
資産一覧を整理することは、保有先を家族などに伝える準備にも役立ちます。ただし、追跡サービスが秘密鍵を復旧したり、誤送金やハッキング被害を自動的に取り消したりするものではありません。
Life Beat CheckとDead Man’s Switchは、長期の利用停止時などに指定した受取人へポートフォリオ情報を届ける仕組みです。銀行口座の操作権限や法的な相続権が自動移転するわけではありません。
5. Coinbase
Coinbaseはトラッカーだけでなく暗号資産の取引サービスです。取引所内の保有状況と、別のウォレットや取引所にある全資産を追跡するサービスとの違いを理解する必要があります。
Coinbaseは2012年創業の米国の上場企業で、対応する地域と銘柄について暗号資産の購入、売却と管理を提供します。
サービスの使い勝手や利用できる機能は変わります。アプリの評価だけでなく、居住地域、利用条件、資産の保管方法と取引費用も確認することが大切です。
アプリのダウンロードが無料でも、売買、スプレッドや送金などには費用がかかる場合があります。資産画面では保有額や損益を確認できますが、計算に必要な外部取引の取得価額が不足することもあります。
税務関連の帳票や取引履歴も提供されます。米国向けの税務書類と他国の制度は異なり、米国外の利用者は取引履歴などを現地の申告に活用できます。表示された数字だけで申告が自動的に完結するわけではありません。
Coinbaseアプリをダウンロードするにはここをクリックしてください。
選ぶ際のポイント
CoinTracker、CoinMarketCap、CoinGecko、Kubera、Coinbaseは異なる目的に対応します。Androidのアプリ、ウェブアプリ、取引所といった違いを踏まえて選ぶ必要があります。
取引履歴、取得価額、通知、対応するネットワーク、外部口座との接続などを比較してください。すべてのサービスが同じ機能を持つわけではなく、表示情報にも欠落や遅れがあり得ます。
これらのツールは資産の整理と監視を助けますが、売買の最適な時期やリターンの最大化を保証するものではありません。












