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第2四半期決算まとめ:Coinbase、Block、MicroStrategy、Robinhoodで明暗

今週、Block、MicroStrategy、Robinhood、Coinbaseが、2023年6月30日までの第2四半期決算を発表しました。各社の業績を振り返ります。
Coinbase:第2四半期は売上高と取引高が減少
暗号資産取引所Coinbaseは8月3日木曜日、第2四半期の財務・事業実績を発表しました。
総売上高は7億800万ドルで、第1四半期の7億7,300万ドルから8%減少しました。純売上高は10%減の6億6,300万ドルでした。取引手数料収入は前四半期比13%減の3億2,700万ドルで、個人顧客の取引高140億ドルから3億1,000万ドル、機関投資家の取引高780億ドルから1,700万ドルを得ました。最終損失は9,700万ドルでした。
「第2四半期は計画を着実に実行し、効率性と財務規律を一層高めた企業を築く取り組みが進展しました」と、Coinbaseは株主向け書簡で述べました。
同社は売上高減少の要因として取引高の低下を挙げました。一方、財務基盤は強化され、現金、現金同等物、USDCを含む米ドル建て資金は55億ドルとなりました。取引高は920億ドルで、2022年の同じ四半期の2,170億ドルを下回りました。利息収入の合計は前四半期の2億4,100万ドルから2億100万ドルに減少しました。USDCに関連する収入は1億9,900万ドルから1億5,100万ドルに減り、ステーブルコインの時価総額縮小が一因となりました。
続く訴訟対応
Coinbaseは、2023年6月に同社を提訴した米証券取引委員会(SEC)との訴訟に対応していました。7月にはCEOのBrian Armstrongがワシントンで民主党議員らと非公開で会い、暗号資産関連の立法などについて協議しました。
「今四半期は、米国と世界で暗号資産規制も前進しました。〔中略〕米国では、消費者保護と公平な市場構造を確保し、暗号資産分野の革新の重要性も認める超党派の法整備への道筋が見え始めています」と、 同社は記しました。
Coinbaseの7月の取引手数料収入は約1億1,000万ドルでした。第3四半期のサブスクリプション・サービス収入は少なくとも3億ドルと予想し、第2四半期の実績は3億3,500万ドルでした。同社はコスト削減と暗号資産経済の発展に向けた事業基盤を強調しました。

COIN株の2023年初からの推移
本記事の公表時点で、Coinbase(COIN)の株価は2023年初から約170%上昇していました。それまでの数か月で投資家の関心が高まり、SECとの訴訟が続く中でも7月に年初来高値を付けました。
規制を巡る論点
Terraform Labsを巡る訴訟で、ニューヨーク南部地区連邦地裁のJed Rakoff判事は、別の訴訟で示された区別に同意しませんでした。Ripple訴訟のAnalisa Torres判事は、一部の機関投資家向け販売と、取引所でのXRPのプログラム販売を区別しました。審理対象の状況下では後者は投資契約の募集・販売に当たらないと判断する一方、一部の機関投資家向け販売には違反を認定していました。Rakoff判事は別件で異なる解釈を採用したのであり、Torres判事の判断を取り消したわけではありません。
この解釈の違いは、未登録の証券取引所を運営したなどと訴えられていたCoinbaseにも関係する問題でした。同社は8月4日金曜日にSECの訴えの却下を求める予定でした。最高法務責任者のPaul Grewalは木曜日の決算説明会で、7月20日に裁判所へ提出した主張に自信を示しました。
「SECとの訴訟について明確に申し上げます。私たちは勝てると考え、勝つことを期待しています」と、 同氏は述べました。
Baseの一般公開が迫る
Coinbaseは木曜日、レイヤー2ネットワークBaseが8月9日に一般公開される予定だと説明しました。また、OP Stackで構築された同ネットワークへetherを移すブリッジも公開されました。Baseは7月から開発者向けに稼働していました。
MicroStrategy、現物ETFの登場を見据えてもBitcoin戦略を維持
企業向けソフトウェア・分析サービスを提供するMicroStrategyは8月1日火曜日に決算を発表しました。第2四半期に1万2,333 BTCを購入し、6月30日の保有量は15万2,333 BTCとなりました。簿価は23億ドル、時価は約46億ドルでした。

MSTR株の2023年初からの推移
同社は保有Bitcoinについて2,410万ドルの減損損失を計上しました。2022年の同じ四半期の9億1,780万ドルから大幅に減少しています。7月にはMicroStrategyが追加購入した467 BTCに1,440万ドルを支出しました。
現物ETFとの競争の可能性があっても戦略を継続
決算説明会で、執行会長のMichael Saylorは、MicroStrategyがBitcoinへの投資機会を求める投資家にとって引き続き魅力的な選択肢になると述べました。最大7億5,000万ドルの予定株式売却による調達資金も活用する可能性を含め、Bitcoinの買い増し方針を確認しました。同氏は、現物ETFが大規模な投資ファンドや政府系投資主体から資金を集めたとしても、同社の事業戦略には異なる特徴があるとの見解を示しました。
Blockの決算はアナリストの利益予想を上回る
金融・決済サービスを提供するBlockも木曜日に決算を発表しました。当時の報道によると、利益はアナリスト予想を上回りました。Jack Dorseyが率いる同社の純売上高は、厳しい経済環境の中でも2022年第2四半期の約44億ドルから55億3,000万ドルに増加しました。
Bitcoin販売が売上高に大きく寄与
Bitcoin販売による売上高は前年同期比34%増の約23億9,000万ドルとなり、純売上高の大きな部分を占めました。
「Bitcoin関連の売上高と売上総利益が前年同期比で増加したのは、顧客に販売したBitcoinの数量が増えたためです。一方、平均市場価格の低下が増加分を一部相殺しました」と、同社は株主向け書簡で説明しました。
2013年10月に提供を開始した決済アプリCash Appの売上総利益は、前年同期比37%増の9億6,800万ドルでした。このうち4,400万ドルはBitcoin販売によるものです。

SQ株の2023年初からの推移
Square事業の売上総利益は8億8,800万ドルでした。Blockは第2四半期と上半期に、自社保有のBitcoinについて減損損失を計上していません。2020年第4四半期には5,000万ドル、2021年第1四半期には1億7,000万ドル分のBitcoinを購入していました。
「2023年6月30日現在、観察可能な市場価格に基づくBitcoin投資の公正価値は2億4,500万ドルでした。これは累積減損損失を差し引いた簿価を1億4,200万ドル上回っていました」と、 決算報告書に記されています。
Block全体の売上総利益は前年同期比27%増の18億7,000万ドルでした。
Robinhood、暗号資産取引収入が18%減っても黒字転換
カリフォルニアに本拠を置くオンライン証券会社Robinhoodは8月2日水曜日、決算を発表しました。上場後初めて米国会計基準(GAAP)で黒字となり、最終利益は2,500万ドルでした。第1四半期には5億1,100万ドルの最終損失を計上していました。CFOのJason Warnickは、事業を変革し、株主価値を生む力を高めるために社員が取り組んだ成果だと評価しました。
取引関連収入は減少、純売上高は増加
暗号資産取引による収入は第1四半期比18%減の3,100万ドルで、取引関連収入全体の約16%を占めました。オプションと株式も含めた取引関連収入の合計は7%減の1億9,300万ドルでした。純売上高は10%増の4億8,600万ドル、GAAPの1株当たり利益は0.03ドルでした。

HOOD株の2023年初からの推移
預かり暗号資産の価値は2022年12月末の84億ドルから2023年6月末の115億ドルへ増加しました。預かり資産全体は前四半期比13%増の890億ドルとなり、主に株式の評価額上昇と継続的な純入金が寄与しました。四半期の純入金は41億ドルで、第1四半期末の預かり資産に対し年率換算で21%に相当しました。それまでの12か月の純入金は161億ドルで、2022年第2四半期末の預かり資産の25%に相当しました。












